Z世代の若者300人を対象にした調査で、2025年の「今年の漢字」1位は「高」となりました。女性として初めての内閣総理大臣就任や、物価上昇など“高さ”を意識させる出来事が相次いだ年として受け止められた形です。同じ調査で尋ねた「2026年にやりたいこと・頑張りたいこと」では、「学業・勉強など学習系」が1位となり、将来を見据えた自己投資志向の強さがうかがえます。
調査は、メディア「MERY」を運営する株式会社MERYの「MERY Z世代研究所」が、2025年11月25日にインターネットで実施しました。全国の15〜29歳の男女300人が回答し、2位の漢字には「新」、3位には「変」が入りました。コメントでは第104代首相への交代に触れたものが多く、政治の動きが若年層の意識にも影響している様子が見られます。そのほか、備蓄米や日米関税の話題から「米」、クマの出没件数増加から「熊」といった漢字も候補に挙がりました。
一方、2026年にやりたいことでは、2位が「仕事・キャリア」、3位には同率で「投資・貯金」と「旅行・お出かけ」が入りました。将来の収入や生活への不安からお金に関する関心が高い一方、経験や余暇も重視するバランス志向が表れています。少子高齢化や物価高が続くなか、Z世代の価値観や行動は今後の消費トレンドや人材戦略にも大きな影響を与えるとみられ、企業のマーケティングや採用現場では、こうしたデータを踏まえた若年層との向き合い方がより重要になりそうです。
source: PR TIMES
